サブテラヘルツ波によるコンクリート内部を透視する技術で鉄筋腐食状態を推定 ☆★☆非破壊・非接触で情報を得られるサブテラヘルツ波を利用した装置を開発して、予防保全型の維持管理体系の構築を実現へ☆★☆

株式会社コンステック
当社は、芝浦工業大学、東北大学大学院工学研究科と共同で「サブテラヘルツ波によるコンクリート中の鉄筋腐食評価技術の研究開発」を行っています。 ・サブテラヘルツ波とは 周波数10GHz~300GHz(0.01THz~0.3THz)程度の周波数帯の電磁波のことで、テラヘルツ波と同様に、コンクリートなどの非極性物質に対する透過性が高く、水などの極性物質に吸収され、金属に対しては高い反射性を持つ電磁波です。このサブテラヘルツ波の特性を利用してコンクリート中の鉄筋の状態を評価する技術を開発しました。 【上 画像:腐食度評価の出力例】 〇構造物測定に向けた取組 実構造物に適用可能な可搬型の測定装置(近接評価用・遠隔評価用)を構築しています。 【下 画像:開発中の装置の例(写真は検出器にカメラを適用)】 引き続き、サブテラヘルツ技術を実構造物での測定を想定した実験を行い、予防保全、長寿命化に有用な測定技術として確立するための取組みを行ってまいります。

