ハイグリップグラウト工法
[NETIS登録] 施工時の注入ロスを低減した薬液注入工法
ハイグリップグラウト工法は、地山パッカによる削孔穴からの薬液漏洩防止機能の強化、特殊シール材による大きな薬液浸透源の確保、 薬液注入の集中管理システムによる注入管理の効率化により、注入効率を高めた薬液注入工法です。 *NETIS登録技術:CB-180028-A [地山パッカ] 地山パッカは、充填材が漏洩しない構造(布とゴムの二重構造)とすることで地山パッカの拡大後の収縮を抑制し、 削孔穴と地山パッカとの密着性を高めています。これにより、削孔穴からの薬液の漏洩を防止します。 [特殊シール材] シール材は、薬液と反応すると流動化する特殊材料を使用することで、削孔時は孔壁を防護し、 薬液注入時には大きな浸透面積を確保することができます。 これにより、注入圧力の低減と直径2.5mの大口径の改良体を造成できます。 [注入管理システム] 本工法に使用するシステムは、複数の薬液注入ポンプ(16ポイント)を同時に管理可能です。 これによる注入の効率化が図られ、工程短縮によるコスト低減を実現しています。 ※詳細はカタログをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
基本情報
1.適用地盤 砂質地盤(Fc<40%) 2.改良仕様 1)改良直径 : 2.5m(最大) 2)使用薬液 : 特殊シリカ液(恒久型薬液),水ガラス系薬液, セメント系注入材 3)改良強度 : 4~10%濃度の特殊シリカ液を使用した場合、 一軸圧縮強さ:50~150kPa,液状化強度比:0.3~0.9 3.効果の高い適用範囲 1)既存施設の直下地盤の改良 2)地中構造物周辺地盤の改良 3)既存施設の供用を止めない制約条件下の改良 4.現場条件 1)削 孔 ・ プラント設置面積は2セットで50m2 ・ ボーリングマシン、ドリリングマシンの占有面積3m2~10m2程度 2)薬液注入 ・ プラント設置面積:7m×16m=112m2(標準)
価格帯
納期
用途/実績例
[主な用途] ・市街地の液状化対策 ・既存橋脚基礎、河川堤防基礎などの土木構造物基礎の液状化対策 ・地盤強化 ・構造物背面地盤の土圧低減 ・岸壁・護岸の吸出し対策 ⇒施工設備がコンパクトであり、施工時の周辺への影響がほとんど無いことから、狭隘な場所での施工及び施設を供用しながらの施工が可能。
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当社は1958年に創業し、地中連続壁・地中障害物撤去・地盤改良や管路工事等の地下特殊土木工事を得意としています。近年はのり面工事や建築工事へ営業工種を拡大しております。 近年問題となっている自然環境の確保、耐震補強、液状化防止や構造物の修復、都市再開発等の社会的ニーズが増加傾向にあります。 この社会的ニーズにさきがけ耐震補強・液状化対策工法として「超多点DP工法」「ハイグリップグラウト工法」の開発、構造物修復については自社開発の「すいへいくん」を用いた修復工法、都市再開発においては地中障害物撤去を目的とする「ヒロワークKmigty工法」「バウアー工法」「スーパートップ工法」など新工法の研究開発及び導入をしております。 加えてエコ対策として気泡掘削液を用い産業廃棄物を削減する工法も研究開発し、良質な施工やサービスで社会貢献できるように努めております。 得意とする特殊技術、独自開発工法など多彩な工法を展開し、これからも時代のニーズに応えていきたいと考えます。